Lee * way

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Lee * wayへようこそ!
元NY在住、現東京在住、既婚
旅・食・ワインが大好きなLeeです♪

興味を持ったが吉日!?
視野を広げて世界を広げて
豊かなmindを目指し、放浪中。

あるがまま、感じたままに
日々を書き連ねた、Lee的雑記。
宜しくどうぞっ!

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+++ Leeway は心のゆとり、 Lee-Way は自分らしさ +++

Jazz Legend * Ramsey Lewis

Fri.25.07.2008
 − category 音楽 −
The Two of UsThe Two of Us
(1990/10/25)
Ramsey Lewis with Nancy Wilson

商品詳細を見る


ショック・・・

また、ビッグ・イヴェントを逃してしまった!

◆ The Ramesy Lewis Trio @ Blue Note Tokyo
http://www.bluenote.co.jp/jp/sp/ramsey080704.html

“北海道” で頭が一杯だったな・・・


Jazz Legend * Ramesy Lewis

彼がまだ現役でLive演奏もしていたなんて・・・
クッ、迂闊だったなぁ〜。

“また次回” が、はたしてあるのだろうか・・・!?

エ〜〜〜ン!

Sun Goddess - Ramsey Lewis & Earth, Wind and Fire


711 - The Ramsey Lewis Band
Strangers - The Ramsey Lewis Band
The Two Of Us - Nancy Wilson & Ramsey Lewis
The In Crowd - Ramsey Lewis Trio-1965

Acoustic Piano Trio
R&B
Funk
Electric Fusion (そんなジャンルがあるのか・・・?)
Funky Jazz
Jazz
etc・・・

自らの演奏活動以外にも、若手の育成をはじめ
作曲家、プロデューサーとしてなど
多方面から音楽の世界を盛り上げ、貢献し続けてきた彼。

また、

The Ramsey Lewis Foundationを設立し
青少年の育成にも力を注いできた。

音楽を通し、人々の心を潤し続けてきたのだ。

本当に才能があるってのは、他に与える事を惜しまない
彼のような人の事を言うんだろうなぁ。

とてもスマートで、モダンでファンキー!!

ライブ映像やアルバムのジャケットに映る、
大きな眼鏡越しの彼の瞳は、いつも
生命力に満ち溢れ、力強く輝いて見える。

NYに暮していた頃、
Smooth Jazz (ラジオ) から流れてくる彼のピアノに
何度となく、元気を貰ったものだ。

身体は自然にリズムを刻み、気付けば気持ちも晴れていた。

Spring High - Ramsey Lewis
(Ramsey Lewis in studio at WJZW Smooth Jazz 105.9)


長い長いキャリアだけど、
是非また近い内、来日して、目の前でPlay♪して欲しいな。

それとも、

11月のNY公演を目指すか・・・!?


■ Ramsey Lewis Official Site
http://www.ramseylewis.com/

■ Lee's Favorites

  

 


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テーマ : 音楽的ひとりごと - ジャンル : 音楽

泣きたくて、笑いたくて・・・

Thu.10.07.2008
 − category  −
暑いですね〜、元気にお過ごしですか?

数日前、2週間の札幌滞在から戻って来ました。

飛べば1時間ほどの距離にも拘らず、
時差ボケならぬ、“北海道ボケ” が未だ抜けず

なんだかつい、ボ〜ッとしてしまいます。

10 札幌 大通り公園 12 サッポロクラシック・ビール 11 北大キャンパス 13 神威岬

始めての北海道、楽しかったな〜♪

サミット間近で、どこか物々しい雰囲気の中

平日は、札幌市内と近郊を地図を片手にひたすら歩き回り
週末は、旭川、富良野、ニセコ、神威岬、小樽辺りを
可能な限り車で回った。

富良野や神威岬の素晴らしい景色を堪能し
ニセコでは温泉巡りもした。

豚サガリやジンギスカン、帆立にうに・・・
美味しいものをタラフク食べ
北海道限定ビールも一気に飲み干した。

旨かった〜〜〜!

滞在先近くの北大キャンパスは、私のお気に入りの場所となり
総合博物館、新旧のポプラ並木、花木園、遺跡跡、中央ローン・・・
全てを隈なく歩き尽くし、中央食堂にも何度となくお世話になった。

北18条駅に通じる遊歩道のベンチに腰掛け、
遠くの山を眺めながら、今後の事も少し考えたりした。

やっぱり、

歴史を肌で感じられるような場所、
スケールが大きくて荒削りな場所が、私は好き。

忘れていた感覚を、呼び覚ましてくれる気がして・・・

7 ニセコ 2 神威岬 3 モエレ公園
1 富良野 5 富良野 6 富良野
4 富良野 8 神威岬 9 富良野


雄大な北海道を車で走りながら、歩きながら
ず〜っと、口ずさんでいた曲

キマグレンの 『LIFE

今もまだ、ボ〜っとした頭の中で流れ続けている。



久し振りに、スコーンと抜けた夏の青空のように
真っ直ぐで、気持ちの良い若者達が現れた・・・

そんな感じ。

キマグレンの活動拠点は逗子。

自ら “音遊” を立ち上げ
音楽活動のプロモーションやライブハウスの運営をし
夏には海の家 “音霊” も開催しているとのことだ。

自分達の考えを形にし、想いを言葉にして
伸びやかな歌声にピッタリのサウンドにのせ
表現してしまう・・・

ホント、才能ですな。
きっと、自分をよく分かっている人達なんだろうね。

私もすっかり “キマグレンジャー” の仲間入りだ・・・


あ〜あ〜、この曲をiPodに入れて
緑と光眩しい、デッカイ北海道をまた
ズンズン、歩きたいな〜!

今度は是非、知床まで足を伸ばそう。
この目でちゃんと確かめよう。

さぁ、また明日から、頑張って働くぞっ!


     Don't give up before you try it!

     愛、自由、希望、胸にそっと懐かせて
     この世に君は、生まれてきた
     生きる意味探す旅を、日々君続けるよ
     命 運ぶ方へ、進めこのLIFE
     (♪LIFEの歌詞より)


■ 『LIFE』 全歌詞
http://www.uta-net.com/user/phplib/view_0.php?ID=64810
■ 『LIFE』 インディーズ時代のPV
http://jp.youtube.com/watch?v=IS407iRcHZU
■ キマグレン 公式サイト
http://www.kimaguren.com/


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テーマ : 旅の思い出 - ジャンル : 旅行

ガッツと涙、そして明日

Fri.13.06.2008
 − category 音楽 −
涙をとどけて涙をとどけて
(2008/06/04)
トータス松本

商品詳細を見る

この頃よくラジオから流れて来る曲、

トータス松本の初ソロ作品 『涙をとどけて

ス〜ッと入り込んで来た割りに、いつまでも頭から抜けない。

時折、無意識に口ずさんでしまうのは冒頭の部分。

       この世のもの全てが
       あまりにも 悲しく見えてくる
       こんな気持ちになるのも
       この頃は めずらしい事じゃない・・・


彼も、随分歳を重ねて来たね。

『ガッツだぜ!!』 で賑々しくお茶の間に現れて以来
もう何年が経つだろうか?

同年代の人というのは、面白いもので、知人であれ他人であれ
普段それほど気にしていなくても、何かの節目節目で

「あぁ、同じようなことを感じているんだな〜。」

と確認できるような時があり、ちょっとホッとしたりする。
勿論、全てがすべてではないけれど。


ウルフルズの公式サイトからリンクされている
彼のブログ 『日々、トータス 時々、ソウジ』 も
彼らしさが出ている気がして、なかなか面白い。

“自分らしさを追求し続ける人” と言う点においては
彼もまた、同世代のどこか気になる存在だ。

       (※ 彼のブログより、↓2008/6/1の記事の引用)

       よく晴れている

       「涙」と「明日」は母音がおなじ。

       おれは人からの批判的な意見に弱い人間だ。

       そのくせに言いたい事やりたい事が、
       人よりも多いようだ。

       ツアー中に覚えた般若心経を、
       今日は唱えてから仕事に行こう。
       
me too...

そう、日々をただ泳ぎながらも
何度も自分に言い聞かせる。いつか、いつかきっと・・・
そして皆、今日から明日へ。





■ 涙をとどけて/全歌詞 (作詞・作曲 トータス松本)
http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=66491

■ ULFULS*COM (公式サイト)
http://www.ulfuls.com/


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テーマ : 音楽的ひとりごと - ジャンル : 音楽

雑草の如く

Fri.02.05.2008
 − category 仕事・夢 −
4月から、Super! drama TVでスタートした海外ドラマ

アグリー・ベティ - UGLY BETTY

第1話から既に泣き笑いで、評判通りなかなか面白い!

南米の大ヒット・ドラマ「ベティ〜愛と裏切りの秘書室」
の米国版リメイクで、全米で爆発的人気を呼んでいる
ロマンティック・コメディとの事だが、

以前、日本でも若い女性に大人気となったアメリカ映画
プラダを着た悪魔 - The Devil Wears PRADA
とも、酷似した内容。(主題歌も偶然!?らしいが同じだ。)

全てがカッコ良すぎた映画に比べ、キャラクター設定などに
若干の違いがあり、より現実的な感じで親しみが持てる。

見た目の垢抜けなさも含め、夢に向かって奮闘する主人公
“Betty”が、どこか他人とは思えず、気になる存在となった。

今後の展開が楽しみだ♪

* * *

先月からやっと、新しい派遣の仕事を始めた。
とは言え、せいぜい週1〜2日のスポット勤務。

それでも、久し振りに乗る、早朝の通勤電車の中から
朝日に輝く高層ビル群へと、流れて行く景色を目にし
なぜか感無量。

途切れていた社会とのラインが、ようやくまた
繋がったような気がして、なんとも言えない気分だ。


私のように、輝かしい学歴や経歴のない普通の主婦が
40を過ぎて1年以上のブランクの後に、再び仕事に就く事は
例え、正規雇用でなくとも、それほど簡単な事ではない。

屈辱的で惨めな想いも、多々味わう・・・

職種を選ばなければ、さほど深刻な問題ではないのかもしれないが
そうスッパリと、“仕事”を“収入源”と割り切ることは出来ない。

勿論、仕事を得るための努力(スキルアップetc...)もする。

自分で思っている以上に、身の程知らずな性格なのかと
悩んだ挙句、切羽詰って希望や条件を下げてみたりもする。

しかし、

何をどう足掻いても、決まらない時は何も決まらない。
決まる時は、突然、呆気なく決まったりするのだ。

そして、フタを開けてみれば以外にも
これまでがウソのように、希望通りの内容だったりする。

全く不思議な気分・・・
「神様ありがと〜!」と、手を合わせて叫びたい心境だ。

傍から見れば、少々大袈裟な話だろう。

* * *

随分昔、今以上に世間知らずで、向う見ずな生活を
送っていた頃、年上の従兄妹同然の友人宅に入り浸り
毎度の如く、機関銃のように悩みや愚痴をぶちまけていた。

ある時、その友人から言われた事を
十数年経った今でも、時折思い出し噛み締めている。

「Leeちゃんって、全く、雑草のようだね・・・」
「えっ、それって、どういう意味?」
「(笑)」
「???」
「よく考えてごらんよ、Leeちゃんが望む事は、今までだいたい
 叶って来てるじゃない?自分がそれに気付いてないだけだよ。」
「・・・」

Poor, poor Lee...

頭の中が、グワ〜ンと音を立てて引っくり返ったような
今まで感じたことのない感覚を、味わった気がした。

自分が気付いていないだけ・・・

いつも、自分の現状に不満や不安を抱え
コンプレックスの塊だった私は、現実逃避的に
まるで夢のような、大きな変化を求めるばかりだった。

今思えば、

よくぞ、そんな傍迷惑なクソガキ(失礼!)を
根気よく、いつも温かく受け入れてくれたものだと
友人家族には、心から感謝!!の一言に尽きる。
(まぁ、私も同じくらい彼の愚痴は聞いていたけれど・・・^^;)

持つべきものは、やはり、信頼できる友!

そして、

決して諦めず、へこたれず、しっかりと地に足を付けて
歩き続けていれば、人生はそれほど悪いようにはならないもの。

と、今はそう思える。

だから、

この小さな前進に感謝し

この先、派遣会社や企業、ひいては日本の社会全体が
働きたいと願う “幅広い領域の女性” を、

「もっと積極的に雇用しよう!もっと幅広く社会を活性化しよう!」
と、真剣に考え・動き出してくれるよう

私も、新しい職場で着実に尽力することが
せめてもの役割だと感じて、少々興奮しているだけ・・・

それだけだ。

“UGLY BETTY” に泣き笑いし、パワーをチャージしながら。


【女性の雇用に関する補足】
・40才、実際には35才以上の場合
・若くても既婚者で、今後出産・子育てが考えられる場合
・小さな子供がいる場合
・子育てがひと段落し、数年ぶりに仕事復帰を望む場合
・家庭や健康上の理由などで、職歴に暫くブランクのある場合
などなど・・・

実際の能力を、試す機会も与えられないまま
働きたくても、簡単には仕事が見つからない女性
社会に必要な働き手として、受け入れてもらえない女性は
想像以上に多い。

今後益々、日本の社会は少子高齢化に向かうことも踏まえ
現在の“雇用基準”や、それに関連するシステム全体を
早急に考え直す、見直す必要があるのではないだろうか。


■ UGLY BETTY 公式サイト
http://abc.go.com/primetime/uglybetty/index?pn=index
(by.abc)
http://www.superdramatv.com/line/ugly_betty/index.html
(by.Super Drama TV)
http://www3.nhk.or.jp/kaigai/uglybetty/ (by.NHK)

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テーマ : 働くということ - ジャンル : 就職・お仕事

自分を耕す仕事

Fri.04.04.2008
 − category 仕事・夢 −
気が付けば、あっという間に4月!?
新しい事が一斉にスタートする季節ですね〜。
桜も満開で、精一杯、エールを送ってくれている様です。

はて、私にとって “新しいスタート“ って・・・

* * *

時折お邪魔させていただいている、梅田望夫氏のブログ
My Life Between Silicon Valley and Japan』 の中で
以前、読者の方がコメントに引用されていた事から知った
とても興味深い記事 (少々古いですが) を、紹介させていただきたい。

asahi.com』 の就職・転職欄内 『Asahiコラム-仕事力
の中で連載された、前東大総長の佐々木毅氏のコラム

自分を耕す仕事をせよ <佐々木毅が語る仕事 1〜4>
1. 潜在能力を探し続ける (2003/09/28掲載)
   「自らを育てる習慣を身につけよ」
   「セールスポイントは必要である」
2. 仕事だけでなく社会を考えよ (2003/10/05掲載)
   「あなたの生き方の軸はどこにあるのか」
   「国際性には、まだ遠い」
3. 挫折は微分化しよう (2003/10/12掲)
   「キレてはいけない」
   「粗雑で空虚なエリート意識を捨てる」
4. 分からないこと、の深さ (2003/10/19掲載)
   「単純明快だけを追うな」
   「自分を信じて目を凝らす」

連載を拝見し、この方の人柄にとても興味がわいた次第。
(勿論、大変権威ある地位に在られた方ではありますが。)

しばらく仕事を離れている今、改めて読み返してみると
尚更に、激しく頷いてしまう部分が多い事に気付く。

一社会人である前に、一個人、人として

“生きている限り、目からうろこが落ちるような事” に出会い
“自分を耕し続ける事” が、やはりとても重要で必要だと。

傲慢にならず、卑屈にならず、情緒に流されず・・・


個人的に、とても共感する部分を
下記にそのまま抜粋し、引用させていただきますが
宜しければ 『asahi.com』 の 『Asahiコラム-仕事力』 にて
是非、全文をご覧になってみてください!

ちなみに、この 『Asahiコラム-仕事力
他にも、著名な方々の興味深い連載が満載です!

※ 以下、***印間は全て引用文 (プロフィールを含む)

* * *

自分を耕す仕事をせよ <佐々木毅が語る仕事 1〜4>

▼ 国際性には、まだ遠い (#2.からの引用)

 限られた分野で、あるいは仕事で通じ合える人と非常に狭い領域での意思疎通だけはできる。現在の日本の仕事人のコミュニケーション能力は、そういうレベルだと思います。これは自戒を込めてそうお話ししているのですが(笑い)。

 大学の先生はまさに典型かもしれません。学会ではよくしゃべるけれど、他の分野の人とは話すことを避ける。まして社会に向けて話していくなど苦しいことだと思います。そんな縦割りの社会の中で生きてきてしまいました。企業人も先生も公務員の方々も同じです。みんなが自分の属している組織とか家庭の中だけで完結している。

 そうなるとコミュニケーションができないだけでなく、仕事以外のことで協力するとか、メンバーに加わるという行動ができない。したがって私たちに国際性を求めることは無理な段階かも知れません。海外の事件やニュースが気になるのは、自社製品への影響が気がかりだからという範囲を出ていないのです。

 しかし、社会は世界とつながっています。公共の問題は地球的な連携にかかわる問題です。そのことに気づいた人が市民エリートと呼べる存在ですね。仕事人でありながら市民である。その視点や問題発見能力をまた仕事に生かしていく。豊かになった日本人は、そちらへ向かうべきではないかと強く思います。(談)


▼ 単純明快だけを追うな (#4.からの引用)

 さまざまな事件が起き、若い人からは虚(むな)しいといった言葉が聞こえてくる。すでに人生半ばを過ぎた大人も、満たされない焦りに似た表情をしています。日本人の社会は、昔からある種の精神的なもの、知的なものを大切にして自分を耕す生き方をしてきたのですが、その部分が痩(や)せ細ってきたのではないかと思います。

 それは、目に見えるもの、分かりやすいもの、理解しやすいものを余りにも判断の中心に据えてしまったからではないか。人付き合いからメディアの情報、仕事の業績までうまく伝わるものは分かりやすいのです。だから全体の中の分かりにくい部分は放りおかれて、話の単純な最大公約数が伝わる悪循環が起きてくる。世界各地で発生している問題は複雑ですが、島国に住む日本人にはそれを肌で感じることも難しい。勢い、言葉や映像、数字、流行などの単純に加工された情報が入ってくるだけになり、そしてそれに条件反射しているのです。とくにお金に換算できる話は非常に通りが良く、伝播(でんぱ)力が強い。世の中はそれだけでも動いていくような錯覚が起きてしまっています。

 分かりやすいこと、単純なこと、そして答えがスッキリ見えることは確かに心地良い。しかしその物差しで生きていくと、考えるという精神的な掘り下げが出来なくなります。行き当たりばったり、出合い頭で結論を出す。仕事ではスピードが求められるからという自分への言い訳で、積み残してきたものがあるのではないか。この仕事に突き進んでいるのは、何に価値を見いだしているからなのだろうか。考えてみて欲しい


▼ 自分を信じて目を凝らす (#4.からの引用)

 うまく言えないけれど気になること、今ここで形に出来ないけれど志していること、そういう個人の思いを自分だけで考えぬく習慣が、現代の日本人には必要だと思います。組織の中でその考え方が異端であるかもしれない。まったく認知されないかもしれない。しかしそれは、別の角度で何かが見えていることでもある。分からないこと、消化できないことの中に潜む深さを放り出さないで欲しい。

 おそらく昔から、優れたリーダーは人の目に見えない問題や事実が見えていたのだと思います。前例がないことを提案し、実行してきたのはそういう人々でした。あなたが新聞や本を読んでいてまったく思いもよらない考え方に出合うことがあるでしょう。象徴的な言葉で言うと、頭の向きが変わる感じ。今まで自分が持っていた知識の袋に新しい情報を入れるというのではなく、まったく別の袋が手に入るような。

 組織の仲間との軋轢(あつれき)、子供が何を考えているか分からない、仕事のやり方に迷う、そういう自分レベルの問題でも同じです。答えはマニュアル化されて陳列されているわけではない。頼るのは自分の考え方なのです。

 世の中には知らないことの方が多い。生きている限り目からうろこが落ちるような発想や文化、ビジネスに出合います。傲慢(ごうまん)にならず、卑屈にならず、情緒に流されず、自分を耕し続けなければと思うのです。(談)


■ 佐々木毅氏 (プロフィール)
1942年秋田県生まれ。65年東京大学法学部卒業。東京大学教授を経て2001年4月より第27代東京大学総長に就任。専攻は政治学、政治思想史。主な著書に『プラトンと政治』(東京大学出版会)、『現代アメリカの自画像』(NHKブックス)、『マキャヴェッリと君主論』(講談社)他がある

* * *

■ asahi.com
http://www.asakyu.com/

■ My Life Between Silicon Valley and Japan
http://d.hatena.ne.jp/umedamochio


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